飛蚊症を自分(自力)で治すには?

飛蚊症は網膜の硝子体が濁ることで起こる症状です。年齢とともに必ずおこるといわれる目の症状です。

ではなぜ濁るのでしょうか?

少し東洋医学的に考えてみる必要もあります。あちらこちらで歳のせいであきらめろとか書いてありますが本当でしょうか?

津液の滞りを示しているといえましょう。津液が滞り、目を栄養することが難しくなり飛蚊症という症状が発症するものと捉えます。

東洋医学では目の病気は肝機能の働き、しいては内臓の働きの低下によって起こるものとされています。

「肝は目に開竅する」

といわれており、肝の機能の低下が目に見える形で飛蚊症として現れていると表現しています。

肝臓および内臓はものを言いません。相当悪くなってから痛みや消化不良、黄疸などとなって危険信号を発するのです。

そうなってからでは遅い。

では肝の機能を高めるツボをお教えしましょう。へその右側の部分を図の位置で確認してください。

右側に肝とかかれています。そこを重点的にマッサージしてください。

ついで、尺沢穴か曲池穴を指を少し立ててマッサージしてください。

耳垂れのそばに「天牖」というつぼもあります。ここは眼精疲労で有名な完骨穴のそばにあるつぼでありまして、あらゆる目の症状に効果があるとされています。

そこもゆっくり指圧しましょう。

腎とかかれた部位も重要です。

時計回りでけっこうですのでゆっくりマッサージしてください。

継続すれば内臓機能の働きが活性化し眼精疲労や飛蚊症が解消に向かうことでしょう。

人間は年齢とともに内臓の働きも衰えます。

できるかぎり按腹(お腹のマッサージ)をすることで病気を遠ざけてください。

飛蚊症は網膜剥離の遠因である可能性もあります。眼科医を受診し確かな診断をお受けすることをおすすめします。

鍼灸でも目の症状に有効であることも多く、受診を希望される場合はお電話ください。

かわい健一

執筆者・院長

執筆者・院長
かわい健一
明治東洋医学院鍼灸科卒業
はり師・きゅう師・三療師
全日本鍼灸学会・東洋医学会所属

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